社名:西洋浪漫菓子 シェ・アオタニ
設立:平成10年8月26日
住所:東大阪市西石切町1丁目11-1
URL:http://www.chez-aotani.net/index.cgi
役職:代表取締役社長
名前:青谷 展行
事業内容
洋菓子、和菓子の製造販売
会社の誕生
工業高校に入学したものの、肌に合わず1年で中退しました。
その後、美容室に就職したのですが手荒れがひどく1年くらいで辞め、あとはいろいろ転職しました。
18歳のときに布施で、飲食と雀荘を経営しているところに住込みで就職しましたが、私自身もパチンコや競馬、競艇に明け暮れていました。
2年ほどそんな暮らしをしていましたが、それではだめだと一念発起して手に職をつけようと思い、中学2年の時に八尾市の山本に引っ越した時から知っていたモン・ナポレオンに紹介で入れてもらいました。
これが人生の大きな転機となりました。
モン・ナポレオンはパンとケーキを製造販売されているのですが、パン部門に配属された自分はどうしてもケーキをつくりたくて、パン部門の仕事が終わった後ケーキをつくっている2階の厨房に行って社長にアピールしていました。
おかげで2年目からケーキ部門に配属されケーキづくりに関われるようになりました。
割と器用なほうで何でもすぐにできてしまうしケーキコンテストにもよく出て、5年くらいたつと何でもできると過信してしまったところから伸び悩みました。
10年経った頃から店長やチーフを任されるようになって、お菓子づくりの奥深さや経営の難しさを知りました。
このころから将来は独立して店を持ちたいという夢を持っていましたが、修業時代のときの経験は何物にも代えがたいもので今のベースになっています。
平成10年、39才の時に念願の独立をしました。
入会のきっかけ
28年8月に入会させていただいたので、まだ半年ほどしか経っていませんがいいご縁をいただいたと思っています。
これまでほかの経営者・ビジネスの会に行ったことがあるのですが、いつも目標とする経営指標が達成されているかどうかの発表ばかりで、少し違和感を感じていました。
そんな時に友人から倫理法人会のモーニングセミナーに誘われているけど3人で一緒に行かない、と誘われたことがきっかけです。
倫理法人会のセミナーは数値目標の達成のためではなく、それ以前の人間としての生き方の鍛錬であると思います。
結局3人とも入会させていただきました。
転機となるような学びは?
倫理に入会してよかったことは?
入会して半年ですので転機といえるような大きな出来事はないのですが、入会してよかったな、と思っています。
私はケーキづくりもいかに愛情をもって取り組むか、気持ちがいかに大事かということを考えてやってきました。
またお客様に対しても「おもてなしの心」がいかに大切か、ということを考えています。
でもそれを人に伝えていくのは、たいへん難しいことです。
スタッフも増えてアルバイトも含めて35名ほどいますが、私の考えを伝え会社の方針を理解してもらうためにも、私自身が実践をしていかなければいけません。
モーニングセミナーは、そうした自分自身の気づきの場であり自分磨きの場であると思っていますので、倫理法人会の活動にこれやなぁ~というものを感じています。
倫理法人会で学ぼうとしている 経営者のみなさんへのアドバイス
従業員の意識を変えていくためには、まず自分が変わっていかなければなりません。
自分が変わっていくためには倫理法人会の学びはたいへん有意義ですし、多くの仲間と出会うこともできます。
ぜひ一度、モーニングセミナーに参加されることをお勧めします。
今後のビジョン
私は腎臓を患っていて人工透析を受けていましたが、平成23年2月14日に妹から腎臓の移植を受けました。
バレンタインデーに大きなプレゼントをいただき、生かされた命です。
感謝の気持ちをもって、社会に恩返しをしていかなければいけないと思っています。
お店のコンセプトは
「ときめく心をもってお菓子をつくり、
感謝の心をもって販売しお客様に
よろこんでいただくこと」です。
私は矢沢永吉のファンなのですが、平成21年に株式会社組織にするときも、社名を矢沢永吉の唄から「心花(ときめき)」とつけさせていただきました。
バターや生クリーム、レモンなどの素材を厳選して地元に密着したスィーツをつくってまいりましたが、平成23年からはどら焼きなどの和菓子をつくらせていただいています。
これからも「ときめき」をもって、感謝の心でお客様に喜んでいただけるお菓子をつくり続けていきたいと思っています。
また今は多店舗展開は考えていませんが、今後はインターネットを使った販路を拡げてまいります。
【取材 中西進泰 幹事/大阪鴻池倫理法人会】
【カメラマン 写真スタジオ ハート 上田 哲也/枚方・交野倫理法人会 】
いまや東大阪の銘店のひとつに数えられるシェ・アオタニさんの取材はひじょうに楽しみで、
5名もの同行者もいて賑やかな取材となりました。
明るいオシャレな店舗はいつもお客様でにぎわっており、併設されたカフェでも多くの方がゆっくりと時間を過ごされていました。普段見ることのできない厨房を見せていただき、活気ある製造現場に
シェ・アオタニさんの人気の秘密を垣間見たように思いました。
【青谷 展行氏の所属単会 → 大阪鴻池倫理法人会】
※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。