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山田工業株式会社 代表取締役 岡本光永氏にインタビューしました。

▼企業情報
社名:山田工業株式会社
設立:昭和45年7月31日
役職:代表取締役
住所:〒660-0802 兵庫県尼崎市長洲中通 2丁目3番9号
URL:https://yamada-technical.co.jp

▼事業内容
舗装工事・士木一式・水道施設工事・とび・土木工事・解体工事・造園工事

会社の誕生

母方の祖父山田 正(やまだ ただし)が福井県鯖江市から尼崎に出てきて仕事を始めました。祖父は手先も器用で、タイヤ屋を開業するなど様々な仕事をしていましたが、タイヤ屋を親戚に任せ、自身は現在の当社の主要業務である舗装工事業を始め、昭和36年に山田組を設立しました。尼崎で3番目に古い舗装業者になります。
愛媛県出身の私の父岡本 亨(おかもと すすむ)が二代目になり、公共工事の受注に力を注ぎ、舗装工事だけでなく、土木工事の受注も行うようになりました。
二代目が平成27年に他界し、創業者の長男である山田 善弘(やまだ よしひろ)が三代目に就任しました。
令和3年6月に私、岡本 光永(おかもと みつのぶ)が四代目代表取締役に就任しました。

沿革
昭和36年 4月 商号 山田組設立
昭和42年 2月 商号 山田道路工務店に変更
昭和45年 7月 組織変更 山田道路株式会社 設立資本金 200万円
昭和48年 10月 高槻営業所開設
昭和49年 10月 建設業登録を知事より大臣に変更
昭和53年 8月 資本金 800万円に増資
昭和57年 5月 特定建設業許可
昭和60年 10月 商号 山田工業株式会社に変更
昭和61年 11月 資本金 1,600万円に増資
平成8年 6月 資本金 3,200万円に増資
平成8年 12月 代表取締役 岡本 亨 就任
平成27年 2月 代表取締役 山田 善弘 就任
令和3年 6月 代表取締役 岡本光永 就任

会社概要
商 号  山田工業株式会社
設 立  昭和45年7月31日
資本金  35,000千円
代表者  岡本 光永(オカモト ミツノブ)
社員数 15名
本 社  〒660-0802 兵庫県尼崎市長洲中通 2丁目3番9号
TEL.06- 6488-2045(代表) FAX.06- 6401-7689
機材倉庫 〒661-0021 兵庫県尼崎市名神町1丁目4番16号
営業種目 舗装工事・士木一式・水道施設工事・とび・土木工事・
解体工事・造園工事
建設業許可 兵庫知事 許可(特ー29) 第217560号許可期限
令和4年8月19日
産業廃棄物 兵庫県 許可 第02801062037号許可期限 令和 6年8月2日
主要取引銀行 りそな銀行 尼崎信用金庫 三井住友銀行 阿波銀行

 

入会のきっかけ

大阪尼崎倫理法人会の現会長である浦野会長と20年以上の知り合いでしたが、青年会議所の仲間が大阪尼崎倫理法人会のモーニングセミナーで講演する際に、お誘いがあり、参加させていただきました。入会するか悩みましたが、自分自身、何か継続することが大切だと感じつつも、なかなか継続できずにいたこと、自分がやろうとしていたことと倫理法人会が合っていると感じました。倫理法人会に入会すれば、継続して実践することが学べると思い入会しました。また、浦野会長の人間性を知っていたため、会長を手伝いたいという思いもありました。

転機となるような学びは?入会してよかった?

モーニングセミナーに参加することで、朝早く起きる習慣がつき、生活のリズムが良くなりました。
感謝が足りていないことに気づき、家族、従業員など周囲の人の意見をまずは受け入れ、感謝していくことを行いました。その結果、一番変化したのは家族関係です。
入会前は、私の決めた行動に妻が反対するのではという思いもあり、自分の行動を事前に妻に相談することはあまりせず、妻の思いよりは、自分の思いを妻に受け入れてもらいたいという気持ちが先行していたと思います。そして、受け入れてくれなければ、もめていたように思います。当時は私も妻のことを理解しきれていなかったと思います。
今では物事を進める際には妻に事前に相談するようになりましたし、妻も私を理解してくれ、夫婦関係が円満になったと思います。
家庭がうまくいくと、仕事にも集中できると感じています。
土木業界は、親方社長的な支配的リーダーシップの傾向がある業界ですが、私は、倫理法人会で学んだことを実践し、経営者として成長して行きたいと思っています。

倫理法人会で学ぼうとしている経営者のみなさんへのアドバイス

まだ入会して8か月ほどで、アドバイスをできるほどではありませんが、まずはどんな事も受け入れる、そして、お役も機会があれば受ける。お役も誰にでも回ってくる訳ではなく、あなたならできそうだと思われているから回ってくると思います。ですからちょっと無理したらできそうなことは無理してでも挑戦することが大事だと思います。
結局仕事も信頼関係で成り立っています。がむしゃらに頑張り、挑戦し続ける人は魅力的で、周囲に人も集まり、信頼される人になれると思います。
実践し続けること。当たり前のことを当たり前に徹底的にする。これだけで、信頼され、人間力があがり、仕事も増え、仕事のリピート率もあがると常に社員には言っております。でも、これが非常に難しい。だから倫理法人会で人間力を鍛える必要があると思っております。
一人で続けることは難しいですが、倫理法人会の仲間がいることで続けれらると思います。

今後のビジョン

創業62年、決算期で53期となります。
100年企業を目指し、人の価値が高まる企業を目指しています。
我が社に入社して良かったと思う人を増やし、彼らの価値を高めることを支援し、彼らの力を発揮できる仕事を提供し、地域社会により貢献できる仕事をしてもらうことを目指しています。
『人生に感動を』がモットーです。
人の人生に感動を与える仕事をする。どんな事業にも積極的に挑戦し、地域に必要とされる人材をつくる。
仕事は信頼が大事です、信頼を得て仕事を任せてもらうには何年もかかります。
コツコツと信頼を積み上げることで大きな仕事も受注できるようになり、昨年(令和4年)には、尼崎城に続いて尼崎市で2例目となる、官民共同事業(民間が出資する公共事業)である阪神出屋敷駅前広場の改修工事を我が社が請け負いました。

道はまちとまちをつなぐ。『よい道の先には素晴らしいまちがある。』と古くから言われております。
時代が変わり道づくりの技術が変わることがあっても、道は必要であり続けます。道を作り、まちをつくる。そして人をつくる。
倫理を学び、感動を与えられる人を一人でも多くしたい。
倫理はわが社の目指す、人づくり、道づくり、まちづくりの方法を教えてくれると思っております。まずは自分自身、人間力を鍛え抜きたいと思います。

(写真)阪神出屋敷駅前広場
昨年(令和4年)、尼崎城に続いて尼崎市で2例目となる、官民共同事業(民間が出資する公共事業)である阪神出屋敷駅前広場の改修工事を山田工業株式会社が請け負いました。

【取材 柴田健司/大阪尼崎倫理法人会/副事務長】
【取材 細見千夏/大阪尼崎倫理法人会/副事務長】
【撮影 写真スタジオハート 上田哲也/枚方・交野倫理法人会】

いつも倫理法人会で一緒に活動させて頂いていますが、今回取材するにあたり事前にHPを拝見し、取材場所の本社に向かう道を歩きながら、このような道路を造られているのだなぁと、普段何気なく使っている道路に感謝の気持ちが湧いてきました。実際にお話を聞いて、道づくり、まちづくり、人づくり、への熱い思いが伝わってきました。

【岡本光永氏の所属単会/大阪尼崎倫理法人会】
2024年1月掲載

※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。