株式会社おんや 代表取締役 吉岡慎哉氏にインタビューしました。
▼企業情報
社名:株式会社おんや
設立:2020年1月30日
役職:代表取締役
住所:大阪府大阪市天王寺区生玉町2-10戎フルール603
URL:https://onya.jp/company/
会社の誕生
以前、勤めていた清掃会社の社長が「やりたいことがあるから、会社を解散する」と言って、農業をするために北海道に行ってしまったんです。その時点で、掃除の仕事をするか、別の仕事をするか迷いましたが、とりあえずバイトをしようと、友達が店長をしている飲食店の調理スタッフとして働き始めました。
ある日、その会社の社長から「清掃の仕事をしていたのなら、7店舗あるうちの店の清掃を全部してほしい」と仕事をいただくようになったんです。掃除の仕事をしていると、昔の仲間からも依頼が来て、気づくと生活できるくらいの収入になっていました。
「独立して会社をするぞ」というより、自然に収入が得られるようになったイメージです。社名は、人の恩で色々な仕事をいただいてきたので、『おんや』でいこうとなり、現在で4期目、スタッフが8名になりました。
入会のきっかけ
入会は2021年、津露啓司さんに誘われたことがきっかけです。津露さんとは以前、同じ交流会に入っていて、「まだ続けているの?」と聞かれたとき、「ZOOMが中心なので、今月で辞めます」という話をしたんです。そのとき、津露さんが「倫理法人会はZOOMじゃないよ」と言われて、「それなら、行ってみようかな」と思い、9月の2週目に初めて参加しました。
モーニングセミナーの雰囲気に圧倒されているなか、当時、会長だった川戸さんとお話をしていると、川戸さんが「変な会やろ」と言われたんです。「会長が変な会とか言っていいんだ!」と驚いて、「この人、好きやな。面白いな」と思い、入会することを決めました。
ただ、そこから1年間、モーニングセミナーにはまったく参加していなかったんです。川戸さんのことを「いいな」と思って入会しましたが、川戸さんが会長をしているときは、ほぼ参加していなかったです。そのときは、スイッチが入っていなかったんですね。朝が苦手だったので、懇親会など夜の集まりばかり参加していました。
転機となるような学びは?入会してよかった?
スイッチを入れようと思ったのは、昨年の10月です。筧会長から「今度、講話するので来てくださいね」と言われ、「当たり前じゃないですか。早起きして行きます」と答えたものの、きっちり寝坊したんです。そこから、ちょっと落ち込んで、倫理指導を受けることにしました。
倫理指導をしてくださったのは、大阪府倫理法人会の鈴木昭彦副会長で、「人に誘われて参加するのは好きでも、自分から人を誘うのが苦手なんです」という相談をしたんです。そのとき、「お墓まいりは行っていますか?」「親との関係はどうですか?」「兄弟は仲良くしていますか?」と聞かれました。
お墓まいりも行っているし、母の日にはプレゼントを贈っているし、兄弟は年に3〜4回、キャンプに行くほど仲が良いことを伝えると、鈴木副会長が「吉岡さん、そのままでいいですよ。できているので、そのまま続けましょう」と言ってくださったんです。
実践としては「『万人幸福の栞』の第4条「万象我師」を100日、毎日読むことと、毎日、日記をつけて、その日記と、栞を読めたかどうかを送ってくださいと言われました。「これを最後まで100日達成できる人は20%の人だけです。その20%になれれば、何でもできますよ」と言われたので、とりあえず素直に実践してみようと思ったんです。
結局、104日かかったのですが、全部やりきると、何でもできそうな気持ちになりました。倫理指導に行ったのが2022年10月17日で、そこからは1度休んだだけで、あとは毎週、モーニングセミナーに参加しています。
倫理法人会で学ぼうとしている経営者のみなさんへのアドバイス
一歩、中に踏み込んできてほしいと思います。一歩踏み込むだけで、劇的な変化があります。普段、知り得なかった情報をキャッチできたり、かげでどれだけの人が動いているかがわかったり、中に入ることによって、本当の倫理の学びが経験できます。
自分の場合は「何でもやるので役をください」と言っていたとき、「毎週、会長が看板を出しているのは何とかならないか」という意見が出たので、「僕が出します」と言って、毎週朝5時に行って、看板を出すようになりました。
さらに行動旗を掲げるのも自分の仕事にしようと思って続けていると、楽しくなってきたんです。9月からは新たなお役も任せていただけることになりました。会員から幹事、サブリーダーになり、新たなお役もいただいて、出世していくのが面白くて、やりがいになっています。
今後のビジョン
会社の経営理念ができたので、今は理念に準じた行動指針を作っている最中です。組織を動かしていく方法も、倫理法人会で学んでいます。例えば、会長が「こうしたい」と言うと、専任幹事がみんなに伝え、事務局の人たちが動いていく組織図がすごいなと思っています。
会社では、週ごとや月ごとの売上、目標を達成する期限を考えていても、今まで声に出したことはなかったのですが、倫理で学んでからは従業員たちにも、数字の目標や、目標を達成するために何をしないといけないかをしっかり伝えるようになり、以前と言うことが変わってきました。
今後は、従業員を増やして、会社を大きくし、売上を上げていくだけでなく、倫理の会員満足度と同じで、従業員満足度の高い、定着率の高い会社を目指しています。
【取材 大野さとみ/大阪都島区倫理法人会/幹事】
【撮影 映心道 代表 岸裕亮/大阪都島区倫理法人会/幹事】
「今、倫理がすごく楽しいです」と笑顔で話される吉岡さん。すべてを前向きに捉えられ、モーニングセミナーでも率先して動かれている姿が印象的です。もともと倫理的な方が倫理を学ばれると、さらに人生は豊かになっていくのだなぁと改めて実感しました。倫理でも事業でもますます上昇されるであろう吉岡さんのこれからがすごく楽しみです。
【吉岡慎哉氏の所属単会/大阪都島区倫理法人会】
2023年7月掲載
※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。