株式会社京都模型 代表取締役 亀村隆司氏にインタビューしました。
▼企業情報
社名:株式会社 京都模型
設立:1959年6月29日
役職:代表取締役
住所:〒601-8367 京都府京都市南区吉祥院石原町19
URL:https://kyotomokei.com/
▼事業内容
プラモデル、鉄道模型、フィギュアなどのホビー商材総合卸売をしています。
一般販売はしておりません。
会社の誕生私の父と祖母が1943年(昭和18年)に玩具小売店として創業しました。知人から卸もしてみないかということで卸売も始めました。1959年に法人化しました。ちょうど1958年に国産プラモデル第1号が発売されてその後、スーパーカー、ミニ四駆、ガンダムと数々のブームに乗り、発展してまいりました。
80年代のゲームブームのときは、経営が厳しかったです。昔からの問屋の割り振りで、プラモデル・模型を扱っているところはゲームを扱えないというルールがあり、相当厳しかったと先代から聞いています。
小売店は6〜7年前に撤退しました。量販店にほぼ持って行かれて厳しい状態にあったのもあります。
入会のきっかけ
他の経営勉強会の先輩で弊社の顧問税理士でもあります、税理士法人I doの中尾代表の勧めで2ヶ月前に入会いたしました。
中尾さんから、今のタイミングで倫理に入会することは将来への可能性があるよと教えていただき、お誘いいただきました。
まだまだ会社のスケジュールなどがかみ合わず、モーニングセミナーへの出席率も低調ですが、まずは月1回の出席を目指します。
転機となるような学びは?入会してよかった?
いままで曖昧だった自分の方向性がいろいろな状況に応じて一貫性をもってつながり合うようになってくる学びであり、教えだと理解しています。
倫理の学びでもっと考え方、方向性をブレないようにしたいと考えています。
もちろん、いろいろな経営者の講話を拝聴できることも勉強になります。
倫理法人会で学ぼうとしている経営者のみなさんへのアドバイス
まだまだアドバイスできるような立場ではありませんが、他の勉強会と違い、倫理の学びは生きて行く上での基本項目だと思います。
セミナーでの学びの空間は子供のころ、世間の常識を親から教えてもらっていたころを思い出します。「うそをついてはいけない」「人には親切にしなくてはいけない」「夫婦円満に」などの教えに素直にうなずいていました。
倫理の教えはこれと同じことだな、と感じています。
今後のビジョン
叔父、父からバトンを受けた3代目です。卸という仕事の性質上、ブームや市況によっての浮き沈みが大きいです。
これは成長ではないと指摘を受けました。また、私が入社した頃は役職もなく、社員は地区担当で分かれている個人商店の集合体というイメージで、卸売業は裏方の流通という言葉が社内から湧き出ており、なんとも言えない劣等感がありました。
しかし、社員と共に学び、考え、いろんな人のお力をお借りして今はきちんとした組織になってきたと感じています。各部署もリーダーを中心にチームとなり、お互いのチームが助け合うところも現れてきました。
今後は仲間のために尽くす、より強い信頼関係のもと共に働ける会社組織となりたいです。
2016年から4年間、関西を基盤としている卸問屋で協力してプラモデルを展示販売するBtoCイベントを運営していました。おかげさまで1日1万人もの方が足を運んでくださるくらいの大きなイベントになりました。
このイベントをきっかけにエンドユーザーの声を聴き、商品に反映できる仕組みも徐々にできつつあります。
5年を目標に顧客30%アップ、売り上げ30%アップ、利益率3%改善、BtoCイベントの再開により新しいユーザーと成長する事を目指します。そのために倫理の教えを全社員で学び、共有し、働ける喜びに感謝し社会貢献してまいります。
【取材 廣岡ゆかり/大阪府倫理法人会/副委員長】
【写真 写真スタジオハート 代表 上田哲也/枚方・交野倫理法人会】
創業が1943年ととても古い会社でしたが、勤めていらっしゃる社員さんは幅広い年齢層の方たちで、しかも楽しそうに働いているのが印象的でした。
会社と扱う商品への愛情がないとここまでしっかりとは働けないと思いました。
また、ご自身の会社だけでなく、同業者の発展も見据えたイベントなどの取り組みも素晴らしいと感じました。
コロナが落ち着いたらぜひイベント再開してほしいです!遊びに行きます!
(私自身はプラモデルなどを趣味で見たりするので、大変楽しい時間でした ^^)
【亀村隆司氏の所属単会/新大阪倫理法人会/会員】
2022年10月掲載
※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。