GENKIな会員企業のご紹介

サンクリエイト株式会社 代表取締役 田村 薫氏にインタビューしました。

▼企業情報
社名:サンクリエイト株式会社
設立:1970年
役職:代表取締役
住所:大阪府豊中市本町3-7-78
URL:http://www.suncreate.net

▼事業内容
●損害保険・生命保険代理店
●健康・防災における商品・サービスの販売
●コンサルティング

会社の誕生

阪急宝塚線豊中駅から北へ徒歩5分ほどのところに、今回ご紹介するサンクリエイト株式会社があります。創業は1970年といいますから、実に半世紀も保険一筋で活動してきた保険代理店です。会社のホームページを開くと目に飛び込んでくるのは、“保険が必要のない世の中を目指して…”の文字。「保険は最終手段であり、医者が世界から病気を根絶したいという想いを持つのと同様に、私たちも保険の必要性をなくしたいという思いを持って仕事をしています」と語る、代表取締役の田村薫氏に会社の誕生秘話などを伺いました。

徳島県出身の父が中学校卒業後、集団就職で大阪にきました。最初は、和菓子店で丁稚奉公をしていたようです。その後将来を考えてカワイ楽器に転職をし、係長まであがることはできたのですが、“一国一城の主”の意識が高い人でしたので、「学歴を考えるとこれ以上の出世は望めない」と、知り合った保険会社の人に誘われて保険業界に飛び込んだようです。
当時は高度成長期で、自動車保険のニーズがうなぎ登り。毎日200件の飛び込み営業をして契約を上げていました。
私は、小学生高学年ぐらいから、なんとなく会社を継ぐのだろうなという意識があったので、大学を卒業後、22歳で父の会社に入社しました。父と同じように飛び込み営業をしましたが、なかなか上手くいきません。すでに時代は変わり、保険商品は飽和状態。そしてバブル崩壊に突入し、会社の中心にいる事務社員が一斉に退職したことも。父とひどい衝突も経験しました。
そして2003年、父から代表取締役を受け継ぎました。

入会のきっかけ

倫理法人会とは別の交流会で出会った長谷川久美事務長に誘われたのがきっかけです。実は、誘われる半年前ほどから「自分の力で自分を変えることは難しい。であれば、偶然の出会いに身を委ねてみるのも有りかな」と思っていたところでした。モーニングセミナー当日は、入会する気満々でしたね(笑)

転機となるような学びは?入会してよかった?

“実践”というものが、なんとなくわかってきたような気がします。2020年の9月に入会しましたが、1年程はモーニングセミナーに参加して、栞を読んで、講話を聴いて、わかったような気になっている自分がいました。参加していくうちに周りに感化されるというか、このままの自分でいいのか考えるようになって、簡単なことから凡事徹底を実践しています。

倫理法人会で学ぼうとしている 経営者のみなさんへのアドバイス

 

 

人の話に素直に聞く耳を持つこと、エゴを捨てるということ、だと思います。あとは「受けたことは楽しむ」という気持ちが大事ですね。全てを受けたら大変になると思われがちですが、そんなに無茶ぶりはないですよ(笑)

今後のビジョン

弊社のホームページにも書いていますが、“保険が必要のない世の中を目指す”ですね。
弊社が儲かるということは、困っている人がいるということです。しかも、いまの保険は、困っている人に対して即時に保険金の支払いができるシステムにはなっていない。時間がかかるんです。
また、豊中の地にご縁をいただいた弊社としては、「地域の人々が集える場所を提供していければ」と思い、小さな試みとして自社ビルのスペースを格安で貸し出しています。コロナ禍で人が集うことは難しい状況ですが、落ち着いた折にはイベントなど開催していきたいと考えています。

【取材 和佐安之/豊中市倫理法人会/幹事】
【写真 株式会社dimension 古木 絢也/豊中市倫理法人会/幹事】

『親の会社を継ぐ技術』(https://www.amazon.co.jp/dp/4434262424)という書籍も出版されている田村薫氏。にこやかで物腰は柔らかく、かつ、ユーモアたっぷりに取材に応じていただきました。「朝は苦手で」とおっしゃりながらも、モーニングセミナーは皆勤賞の連続です。今は、毎週火曜日〜木曜日7:30からzoomを使った「感動朝礼」のファシリテーションも。ますます実践を深められている姿に感動すら覚えました。

【田村 薫氏の所属単会/豊中市倫理法人会/幹事】

※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。