企業情報
社名:Kインターナショナル株式会社
設立:2018年8月
役職:代表取締役
住所:大阪府大東市住道2-7-12-610
事業内容
- 留学支援、デザイン事務所運営、集客コンサルティング等
- 大阪府の行政等のWebページやパッケージデザイン、ITアドバイザーや企業コンサルティング手がけるほか、国際交流支援センター・留学123(ワン・ツー・スリー)を開設して留学の仲介を行っています。中学・高校生からシニア世代まで対応し、不登校生を対象にした留学や働きながら英語を学べる有給のインターシップもあります。
弊社の強みは「女性目線」「母親目線」でサポートできる点です。スタッフは現役ママが多数活躍中!デザイン部門では、女性目線、母目線で商品をじっくり観察し、その良さを引き出して、PRできる強みを持っています。留学部門のスタッフも皆母親です。親の立場が分かるから、サポートもきめ細やかで、好評を得ています。
会社の誕生
2012年、ニュージーランドで最初の会社を設立。
当時はシングルマムで食べるのも大変な状態だったのですが、友人の勧めで何のビジョンもなくスタートしました。
幸い、留学生のサポートなどを学校から依頼いただき、留学斡旋の事業を展開していくことができました。
ちなみに、社名の「B-spica Ltd」の「spica」とは乙女座の一番明るい星の名前で「キラキラ輝く人になってもらいたい会社」という思いを込めて登記しました。
しばらくは、留学事業を細々と続けながら、自分自身はWebデザインやマーケティングの仕事に就くなど、二足のわらじで活動を続けましたが、2014年に日本へ帰国。
帰国当時は50歳になっていたので、年齢的なことを考えて自分の会社を個人事業主として開業届を出しました。
それはWebデザインをメインにした会社で、業務委託として大阪府政だよりWeb版などに携わっています。
2015年には、ある方から「創業の企画書を書いてあげる」と応援していただき、一度は創業補助金に採択されたのですが...当時の私は自信がなさ過ぎて急に心細くなり、辞退してしまいましたた。
その後、再度奮起した際には、同じ方がまた応援してくださるだけでなく、MBAを持っている方など多くの仲間を集めて会社設立の後押しをしてくださいました。その時に設立した会社が、不登校生をターゲットにした留学支援事業の日本法人「Kインターナショナル株式会社」です。
2018年には、マナー講師や大東市で中小企業向けのコンサルティングを行う会社を立ち上げるなど、現在は3つの柱で事業を展開しています。
入会のきっかけ
以前から親交があった、樋口メリヤス工業株式会社の中江社長が初めて講話する時に参加したのがきっかけです。
その時は何の知識もなく、中江社長の応援のために大阪天王寺区倫理法人会のMSへ参加しました。
特に入会するつもりはなかったのですが、半年くらい経って「女性委員の飲み会があるからおいでよ」と誘われたため、これにも参加。
その時たまたま、立花副会長が翌日に枚方・交野倫理法人会で講話されるとのことで、女性委員さん7〜8名と一緒にモーニングに参加させてもらいましたが、その時にも入会はしませんでした。
その後、今度は「新年互礼会においでよ」と誘っていただき、その時に偶然見たのが、市内中地区の出し物「バブリーダンス」でした。
なんて素敵なんだろう!と思っていたところ、枚方・交野倫理法人会は女性が元気ないので入会して盛り上げてくれませんか?とお誘いいただき、枚方・交野倫理法人会のMSには1回も行かず、倫理も知らないまま、2019年2月に入会。
でも、初めてのきちんと参加したMSでは「なんて胡散臭いんだろう」とドン引きしてしまい、朝食会には参加せずに帰りました。その後はMSに参加しても「話しかけないで!」と壁を作り、歌が始まってから入室して、終了のベルがなったら帰ることの繰り返し。会員さんとは誰とも話さず、講話だけ聞きに行っていました。
しかし、住道に引っ越したことを機に「真面目に参加しよう」と思い直し、転籍を検討するようになりました。
きっかけをいただいた中江社長からは「福本さんには大阪都島区倫理法人会が合うかも」と助言をいただいていたので、知人の杉本研修副委員長にお願いして、大阪都島区倫理法人会へ連れて行っていただきました。
初めて大阪都島区のMSに参加したところ、会員のみなさんが元気で特に女性がすごく輝いていたことが印象に残り、転籍を決意しました。
転機となるような学びは?入会してよかった?
大阪都島区のみんなが、心の底から笑っていることに、とても影響を受けました。特に新野晶子さんは、人に影響を及ぼすような明るさを持っていらっしゃいます。私もいつもニコニコ笑っているけれど、彼女と出会ったことで、自分の笑顔は実は作り笑いで、みんなに伝染させるような笑いじゃないということに気づきました。
「偽りの笑い」と「みんなを巻き込む笑い」の違いを歴然と見せられて衝撃的でしたし、私も彼女のようにみんなを笑顔にできるようになりたい!と思うようになりました。
大阪都島区のみなさんの笑顔やチームワーク、それぞれお役に徹して、みんなで作り上げている感じがすごいなと改めて思いますし、一人一人の個性が重なり合って、それがすごくパワーになっているなと感じています。
倫理法人会で学ぼうとしている 経営者のみなさんへのアドバイス
一番は「鎧を着るな!」ですね。
自分の概念に捉われないで、全てを受け入れる体制になっていないと、どんなに良い講話を聞いても「すごいな」と思うだけ心に響かず、自分の中に入ってこないと思います。
以前は、私自身が鎧を着て、周囲に壁を作っていたので、どんなに良い講話を聞いても何も身に付きませんでした。いいこと言っているな!眼から鱗!すごいお話!そう思ってメモをとっても、ただそれだけ。何も身にならない。どんなに勉強になる話を聞いても、その人自身が鎧を着ていたらそこまでです。
倫理法人会には「純情(すなお)」という言葉がありますが、例えすごく良い内容のセミナーを聞いても、素直な気持ちでいないと自分の中に入ってこない。素直だからこそ、一つ階段を登ることができるんだなと思います。
そして、倫理は実践。毎日続けていると、ある日突然「こういう事だったんだ!」と腑に落ちる時が来ます。
とりあえず最初は、「宗教っぽい」と色眼鏡で見てしまったり構えて見てしまうこともあるかもしれませんが、バリアを作るともったいないなと思います。
今後のビジョン
- 最近、初めてYouTuberに挑戦するなど、いろんなことにチャレンジしています。今回のコロナ禍で、留学支援事業は不調ですが、Webデザインの事業があったため会社は救われました。
普段、コンサルティングをしている時は「ターゲットを絞れ」と、みなさんにアドバイスしているのですが....
自分自身は「留学支援」「Webデザイン」「講師業」と3つの事業を展開しているので、人に言っておきながら自分は何をやっているんだろう?と、ずっと自分の中で矛盾を抱えていました。しかし、異業種をやっているからこそ、コロナ禍でも持ち堪えられました。
今回のコロナ禍でいろんなことが変わっていくと思うので、今後はYouTubeを活用するなど集客方法を変えていったり、クラウドファウンディングやったりしながら、シングルマムを救う何かをやっていきたいなと思っています。
弊社のスタッフはお母さんばかりなので、消費者目線や親のような目線で考えてあげられるのが特徴です。Webデザインでも、女性目線ならではのアドバイスが生きて、コロナ禍の中でもお客様の売上アップのお役に立っています。そういう素晴らしい才能を持っている女性たちの能力をどんどん伸ばしてあげたいし、お母さんが活躍できる場を提供したい。息子さんに「お母さんのような仕事をしたい!」そう言ってもらえるような、やりがいある仕事が出来続ける会社をずっと運営していきたいと考えています。
【取材 辰本裕子 /大阪都島区倫理法人会】
【カメラマン スタジオハート上田哲也 氏 /枚方・交野倫理法人会】
福本さんはいつも笑顔で自信に満ちている女性だと思っていたので、少し弱気な面があることや、大阪都島区に転籍してから大きな変化があったことを教えていただき、とてもびっくりしました。ご自身では謙遜していらっしゃいましたが、福本さんの素敵な笑顔に私は毎週癒されています。また、「お母さんが活躍できる場を提供したい」という熱い思いにも大変感銘を受けました。
【福本景子氏の所属単会 → 大阪都島区倫理法人会】
※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。