GENKIな会員企業のご紹介

 

株式会社 合同会社 Office CMC 代表社員 御竹龍雪氏にインタビューしました。
 

社名:合同会社 Office CMC
設立:平成30年2月 設立
役職:代表社員
住所:大阪市北区本庄東2-2-2
HP :http://samuraicafe.jp/

事業内容

俳優・殺陣師・剣術家18歳の時にジャパンアクションクラブ(JAC)に入社。在籍中に日本舞踊の「猿若流」「藤間流」「花柳流」と剣舞術を学ぶ。25歳で独立後、イベントチームを結成。戸隠流忍術・柳生流・武術系陰陽道など様々な武術、剣術を基に殺陣を再構築。和泉流狂言を小笠原匡に師事。海外観光客向けインバウンドエンタメショー「侍かふぇ」が平成29年度ナイトカルチャー発掘・創出事業に決定。

平成30年2月「 SAMURAI CAFE」常設劇場オープン
客席10㎝に届く本気の殺陣とセクシーさ漂う和ものダンスで観客を感動と爆笑の渦に巻き込むインバウンドを意識した参加型時代劇。

会社の誕生

 

 

子どものころ、祖父がテレビのチャンネル権を持っていて、私は一緒に夕方に暴れん坊将軍、水戸黄門など見ていました。戦隊ヒーローは5人で怪人一人倒すのが、卑怯だと思っていました。暴れん坊将軍は一人で、沢山の悪者を殺さずにやっつけるので、かっこいいなぁと思っていました。
三重県の地元に戦国時代村ができるということで高校に求人がきていました。祖父の影響で時代劇を見るのが好きでしたので応募しました。
最初は役者希望とかでなく、運営で応募したのですが、最終面接の時にチャンバラとか出来たらいいなぁとポロッと言ってしまったのがきっかけなのか、なぜだかアトラクションの運営する千葉真一さん主宰のジャパンアクションクラブ(JAC)の一員として、役者としの人生が始まりました。
他のメンバーは東京などで本格的にオーディションを受けた人らで、なかには体操で県優勝した人など、すごい人ばかりでした。バク転も出来なかった私でしたが、人一倍練習に励みました。甲斐あって3ヵ月で初めて舞台に上がることが出来ました。
初舞台は忍者Eとして、切られてはけ、切られてはけてで、30分の舞台で5〜6回切られて死ぬ役でした。忍者で顔を隠していますからできるんですね。
はじめてのセリフは徳川家康役で、桶狭間で織田信長に「上様!ここは危険でござる」みたいなことでした。
JACの一員として日光など全国のいろいろところでアトラクション出演、テレビ東京の新春スペシャルドラマなど切られ役で出演していました。
起業のきっかけは何だったのですか?
「日本のカッコイイを世界へ」を合言葉に、 JACを退職し仲間と大阪でアーティスト劇団を結成しました。テーマパークでの生活は安定していますが、このままでは役者としての感性が磨かれないのではとの思いがありました。
関西テレビさんが、イベントなどで僕たちをつかってくれることになったのですが、個人事業主ではダメということで慌てて法人をつくりました。
御竹龍雪の芸名は、法人化した時に、ある有名なプロデューサーが名付けてくれることになり、本名「竹雪」は親からもらった大切な名前なので使いたい。辰年で龍好きなので「龍」も使いたいとお願いしたところ、いまの芸名になりました。
ここ数年インバウンド(訪日外国人客)が注目されてきていますが、外国からの観光客が夜に遊べるところが少ないとよく聞いていましたので、参加型時代劇「侍かふぇ」の常設劇場をオープンしました。まだお客さまは外国人の方と日本人とは半半くらいです。インバウンドは、定着に時間がかかり、以前からのファンの方々に助けられています。
舞台の魅力は?
映像ですと予算も多くありますし、いろいろなことがリアルにつくり込まれるのでやっていて面白いですが、演技がコマ割りなのです。いきなりラストシーンから撮影とか、演技者としての感情がつくりにくいです。
舞台は、最初から最後まで自分の感情で演技を継続できまし、お客さんの反応も直に感じるので僕は舞台が面白くて好きですね。

入会のきっかけ

 

 

インバウンドの予約システムを導入したいと問い合わせしてみたら、貞永さんが侍かふぇに来てくれました。侍かふぇをすごく誉めていただけました。
貞永さんに朝から経営者が集まる勉強会があるので来てみないですかと、お誘いをうけて大阪西区のモーニングセミナーに参加しました。
参加して、びっくりしました。皆さん元気すぎ。僕らは発生練習で大きな声にはなれていますけど、普通の方々でこんなに朝から元気な方がたくさんいるなんてと思いました。はじめて参加したモーニングセミナーで入会を決めました。ビビっときたですね。

転機となるような学びは?入会してよかった?

 

 

それはたくさんありすぎます。ずっと芸能関係の仕事をしてきましたので、経営などしたことなど無かったので、経営者の皆さんと知り合って学びたいと思っていました。芸能って水物なので辛い時も多かったですが、モーニングセミナーに参加して先輩経営者の生のお話を聞けて刺激になっています。お稽古が夜中3時くらいまでになって、モーニングセミナーに参加できない時もありますが……。演技のことなど相談できる先輩はいましたが、経営者としての繋がりは芸能界には無いですから。

倫理法人会で学ぼうとしている 経営者のみなさんへのアドバイス

 

 

今後のビジョン

 

 

スターとして売れるというよりは、海外からも注目されている日本の時代劇の伝統をふまえて、僕たち世代がちゃんと侍忍者を演じ、もっと日本のカッコイイを世界に伝えて行きたいです。
それといまは50人ほどの会場なのですが、将来もっと沢山入る大きな会場を一から建てたいです。

【取材 幹事 橋川 秀/ 大阪西区倫理法人会】
【カメラマン スタジオハート 上田哲也/枚方・交野倫理法人会】

以前、フランス料理も中国料理も足し算の料理だけど、日本料理は引き算の料理だと聞いたことがありました。日本の刃物も引いてきるとか、日本に生まれながら日本を知らないことが多く。日本カッコイイを学び続けていきたいとあらためて思いました。

【御竹龍雪氏の所属単会 → 大阪西区倫理法人会】

※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。