昭和3年創業。銅管、鋼管、ステンレスの継手、ポンプ、バルブなど各種配管材を取扱う、
管材商社・株式会社セトバルブへご訪問し、社内でのさまざまな取り組みについてお話を伺いました。
みんなが楽しく働ける会社に。
若手社員から70代のベテランスタッフまで、みんなが楽しんで働ける「必要とされる会社」になるよう、常に業務改善に取り組んでいるとのこと。
具体的には、業務内容をデータ化することで入社1ヶ月のスタッフでも発注作業ができるようにしたほか、誰でも出荷用ラベルの印刷ができるようシステム化するなど、約20年前からコツコツ取り組んできたことが実を結んでいるそうです。
「共に幸せを感じる経営」を目指しています。
3S活動も楽しく♪
3S活動を「共に幸せを感じる職場づくり活動」と定義し、ただキレイにするだけでなく、全社員がチームで楽しみながら参加できるよう工夫されていました。
「3S改善提案書」を互いに提出して活動内容をブラッシュアップし、各チームの取り組みを年1回発表して投票で1位を決めているとのことでした。
また、具体的な3S活動の内容について、社員さんが率先してイキイキと説明してくださったことがとても印象的でした。
ピンチをチャンスに!
昨年はコロナ禍や運賃値上げにより厳しい状況だったそうですが、在庫チェックや出荷・配送方法の見直しなどで以前より経費節減に繋がったとのこと。
また、自社の強みである「幅広く、質の高い商品販売知識」に改めて注目することで、業務拡大に向けてまだまだ伸びしろがあることにも気づいたとのことでした。
今後は、従来の取り組みを活かしつつ、新たな販売方法にもチャレンジしていくと意気込みを語ってくださいました。
取材後記
「今があるのは、先代・先々代が土台を築いてくれたから」「大きなことはできませんが、小さなことを一つひとつ積み重ねています」と瀬戸社長は何度も仰っていました。
しっかりした土台を大切に、より改良しながら受け継いでいらっしゃるお話を伺うことができ、大変勉強になりました。
お忙しい中、取材にご協力くださった株式会社セトバルブの皆様、ありがとうございました。
( 取材・文:大阪府倫理法人会 広報副委員長 辰本 裕子)
※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。